特色
ジェネラリストからスペシャリストへ
〜3つの高度獣医学スペシャリストの養成〜
本研究科では、学部教育で育成する獣医学ジェネラリストを基盤として⾼度獣医学スペシャリストを養成します。また、研究者養成のための教育に加えて、地域のリーダーとなる⼈材を育成するため、両大学の特性(岐阜大学の動物病院、野生動物管理学研究センターなど、鳥取大学の動物医療センター、鳥由来人獣共通感染症疫学研究センターなど)やこれまでの研究実績を活かして、次の3つのスペシャリスト養成を柱として掲げ、社会的課題(必要性)と直結した教育課程を編成しています。
家畜衛⽣・公衆衛⽣
スペシャリスト
鳥インフルエンザや口蹄疫などの家畜伝染病や食の安全に関わる問題等に即応できる能⼒を備え、地域(県及び市町村)の指導的リーダーとして役割を果たす家畜衛⽣や公衆衛⽣分野のスペシャリスト
One Health
スペシャリスト
人獣共通感染症や薬剤耐性菌など、⼈・動物・環境を含めた感染症制御に関する国際的課題に対応できる⾼度な専⾨的知識とリーダーシップおよびコミュニケーション能⼒を備えたスペシャリスト
難病治療・創薬
スペシャリスト
難治性疾患治療などの⾼度診療拠点のリーダーとして地域社会へ貢献できる臨床獣医師、並びに基礎研究の成果を臨床に応⽤できる技術や創薬の開発を担える研究者及び教育者
遠隔講義システム/学生移動
岐阜大学・鳥取大学の教員が互いの学⽣に対する教育および研究指導に参画し、教員移動や学⽣移動、遠隔講義システム等の活⽤による⽇常的なコミュニケーションにより、獣医学教育者および研究者養成のための効果的な指導体制を構築しています。
附属獣医学教育研究開発推進センター
⼤学院教育における両⼤学間のスムーズな連携体制の構築の実現や、学外連携機関との⼤学院教育・連携教育の推進を⽬指すとともに、獣医学に係る学部段階と⼤学院の教育の連接の展開を図るため、附属獣医学教育研究開発推進センターを設置しています。